☆船体 2

大体組みあがってきましたよ、キール・フレームは船底に竹釘を使ってガッチリ固定してあります。
それでフレームの上部を桟で繋いで行くんですが、この桟も分割なんですね、フレームの厚みを足して桟の繋ぎを
補強してやる事も考えましたが、ここは1本物に変えることにします。
私が何故ここまで拘るか、木は材木に加工されても生きているんです。一寸大げさに聞こえるかも知れませんが
湿気などの影響で伸縮を繰り返すんです。
それに木工ボンドは水溶性なので何年かすると空気中の水分などの影響で外れ安くなります。
木の伸縮も手伝って船体に狂いが出て来やすいのでまず基礎部分には出来る限りの事をしようと思っている
からです。外板貼りも一寸拘りたいと思います、またな外板貼り後に内部補強も行いたいと思ってますが
それについては又その時にお話したいと思います。

いよいよ船体を組み立てを始めて行きます。

船底は4分割なのですが、今回はキールはダブルキールなのでそのキールを利用して真直ぐに
固定していきます。
キールやフレームを接着固定するのに加重をかけてやる方法もありますが私の場合竹釘を打ち込んで
しようと思います。不安定で重しをするのはどうも気がむかなくて・・・。
金属の釘ではそのまま残すことは出来ないので竹釘ということですね、木箱などを組み立てる時によくやる
手なんですがね。

キールの後ろの舵が付く部分がこれまた分割になってますね、ボール盤を使用して下穴を開け竹釘を打って置きます

船首ブロックを組み立てていきます。
1枚づつ組み上げて行きますが、中心線を書き込みそれに合わせてずれないように注意しながら・・・・・。

船尾ブロックの部品表を元に修正して寸法の足らない物については足付けしてガイドの穴を
無視して組み立てます。その際固定に竹釘を使いました。

あとは万力に挟んで圧着乾燥させて置きます。
この木製万力は篆刻用ですが使いやすいのでいろいろ重宝してます。

船尾ブロックを組み立てて行きますが、これがまたガイドの穴に丸棒を通してみると前後が
バラバラで全くスッキリしてないですね。

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